社内でのキャリアアップの道は?
一般的にはプログラマーからスタートして、システムエンジニアとして経験を積み、プロジェクトリーダーになってスタッフへ指示を出す立場になるという道が考えられますが、個人の特性もあるので一概にこのステップで進んでいくとは言えません。
しかし、リーダーを目指していない人でも、経験することは必要だと考えています。人をマネジメントし、指示を出す立場にならないと気づかないことがありますし、リーダーという立場だからこそ、どのようにしたらお客様の役に立つかを考えるようになるからです。
キャリアアップの支援体制は?
スタッフがどういう方向を目指しているのか、どんなことに興味があるのかを把握するために、年に一度、リーダーとの個人面談を行なっています。リーダーはそこで得た情報をもとに、一人ひとりの特性や興味関心に添った仕事を回して、得意分野を伸ばすようにしています。また、社員教育にも力を入れており、各階層の研修の機会も多いです。ただ、個々がしっかりとキャリアアップしていくためには、リーダーの日常的なフォローが最も大切だと考えています。
フォローの仕組みは?
日々のコミュニケーションが大事だと考えているので、スタッフにはつねづね「困っていること、やりたいこと、思っていることがあれば、我慢しないですぐに話しなさい」と言っています。リーダークラスになると、これまで自分が経験してきた苦労、失敗から学んだ引き出しを持っています。同じ苦労を若い人たちがする必要はないと思うので、日常業務のなかでなるべくそれを伝えるようにしています。
また、自分の仕事に没頭しているとつい無口になり、社内が静まりがちですが、私自身、人を楽しませることが好きなので、そんなときは社内が明るい雰囲気になるようにスタッフを笑わせたりしています。社内はいつもアットホームですし、話しやすい雰囲気があると思います。それと当社は新しいプロジェクトがスタートすると、コミュニケーションが取りやすいように席替えをします。頻繁に席替えをするので、社員同士の交流の機会が増え、仲良くなれるのもいいところですね。
今後の取り組みは?
以前、ある人から「自分で目標を立てられれば一人前」と教えていただいたことがあります。でも、しっかりとした目標を立てることって案外難しいんですよね。また、「これからどういう方向を目指していきたいか?」と質問されても、すぐに答えられない人も少なくありません。今後はスタッフと対話しながら、一人ひとりの目標づくりのサポートをしたいと考えています。
仕事というのは与えられたことを実践するのは当たり前で、自分で新たな状況を作り出していくことが求められます。自分で自分のキャリアプランを描き、主体的に行動していける社員が増えていったらいいですね。